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山田涼介さん主演「カインとアベル」 聖書の物語りと教えの内容

   

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山田涼介さん主演のドラマ「カインとアベル」は父との愛憎がからむヒューマンラブストーリーになっています。

しかしタイトル「カインとアベル」は、本来、旧約聖書「創世記」第4章に登場する兄弟の名前であって、そこで描かれている内容は、今回のドラマとは違っています。
旧約聖書に書かれている「カインとアベル」についてご紹介します。

 

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原本がない旧約聖書

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に大きな影響を与えたとされる旧約聖書ですが、実は、その原本は見つかっていないんです。

現在、伝わっている旧約聖書は昔から連続して、世界中で写本されてきたものです。
写本を繰り返す過程で、物語や訳がさまざまな形に広がり、現在に伝わってきました。

 

日本で「日本聖書協会」が発行している『新共同訳「聖書」』も、そういった意味では、原本に近いものと考えられていますが、原本とは多少の誤差があるかもしれないのです。

そこで、日本聖書協会里中満智子さんの2者が著した旧約聖書「カインとアベル」の部分をご紹介します。

 

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日本聖書協会のカインとアベル

日本聖書協会の「聖書」は最もオーソドックスなものとされています。
そこで描かれている「カインとアベル」は以下のように語られています。

アダムとイブが、兄・カインと弟・アベルを産み、カインは農耕を、アベルには羊飼いになる。

順調に成長していったある時、主への捧げものとして、カインは土の実りを、アベルは肥えた羊の初子を持ってきた。

主はアベルの献上物に目をとめたが、カインの捧げものには目をとめなかった。

カインは激しく怒って顔を伏せた。

主は
「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。お前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。
正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配しなければならない」

カインはアベルを野原に連れ出して襲い掛かり、殺した。

主の
「弟のアベルはどこにいるのか」
という問いに、カインは
「知りません。私は弟の番人でしょうか」

主は
「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中から私に向かって叫んでいる。
今、お前は呪われるものとなった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだものよりもなお、呪われる。
土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。
お前は地上をさまよい、さすらうことになる」

カイン
「私がこの地から追放され、さまよい、さすらえば、
私に出会うものは誰であれ、私を殺すでしょう」


「いや、カインを殺すものは、だれであれ7倍の復讐を受けるだろう」

主は、カインが出会うものの誰からも撃たれることがないように、カインに印をつけた。

カインはエデンの東の地、ノド(さすらい、という意味)の地に住んだ。

 

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里中満智子さんの「カインとアベル」

マンガ旧約聖書(1) [ 里中満智子 ]

広く伝わっている旧約聖書「カインとアベル」の話は、物語そのもので、要所要所での意味するところ、教えとなっているところが描かれていません。

また、写本を繰り返し、訳していく途中で解釈の違いなど、旧約聖書によっては、いろいろな違うストーリーになっています。

そんなこともあり、里中満智子さんの「マンガ 旧約聖書」では、いろいろな訳本をもとに、里中さんが物語として組み立てられています。
オーソドックスな旧約聖書に忠実に描かれ、入門書としても分かりやすくなっています。

旧約聖書そのものでは分かりにくい部分に対して、どうしてそのようになったのかが、里中さんの正当な解釈が加えられているのが特徴です。

 

アダムとイブの子として生まれた兄・カインと弟アベルは、それぞれ農夫と羊飼いになることを、アダムから命じられる。

羊飼いのアベルはいつも、創造主に喜んでもらえるようにと、もっとも良質な肉を主に捧げた。

農夫のカインは「これくらいで十分だろう」と、創造主への捧げものは最上のものではなかった。

アベルには日が差し、カインには雨風が強く当たるなど、主は二人に対して対応が違ってきた。

カインは、また、アダムとイブもアベルには優しく接し、自分には愛情を与えられていないと感じるようになっていった

アベルを嫉んだカインはアベル連れ出し、殺害する。


「カイン。 お前の弟はどうした?」

「さあ? 私は弟の番人ではありませんから、知りません」

「カイン。 わたしが知らないとでも思っているか。
お前は 今や 呪われる身となった。
今後いくら努力して土地を耕しても
お前の畑には もう何も実らない」

「お前の弟の地で 大地を汚したからだ
大地は二度と お前に実りを与えない」

「お前は地をさまよう者となるのだ
この地より遠く離れろ エデンの東
はるか東のノド(さすらい)後へ行け」

カイン
「こんな私は皆から呪われて 殺されるかもしれない」

「お前は殺されない。
だれにもお前を殺させないようにする。
お前に与えられる罰は、死ではなく
苦しみながら生きることだ」

カインは、エデンの東へ追放された

 

マンガ旧約聖書(1) [ 里中満智子 ]

 

カインとアベルの意義

カインとアベルの物語は3つの意義があります。

・人類初めてのウソ

・一生罰を背負って生きる

・人類最初の殺人

 

人類初めてのウソ

旧約聖書ではアダムとイブという人類誕生以降、
罪、苦痛を与えらてきました。

女が子を産む苦しみ、死から逃れられない罪、
いろいろな人間の苦悩です。

このようないろいろな人間の原罪にたいする罰について、
カインとアベルでは「ウソをつく罪」が語られています。

 

一生罰を背負って生きる

罪を償う方法の中でも、一生罰を受けながら生きていくという、もっとも辛く、苦しい罰を与えられたということです。

死ぬことで罰から逃れられないということを知ることで、禁を犯してはいけないという教えがこの物語で教えられたのです。

 

人類最初の殺人

ここで重要なのは、人が人を殺すのは、「嫉み・嫉妬」ということです。

人が人を殺したいと思う最初はこの気持ちだったんですね。
それが現在では支配、権力争いといった戦争、テロにまで発展してきました。

この「罪」、いずれ近いうちに人間への罰として鉄槌が下されるかもしれませんね。

 

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